E-CELL2 User's Manual
1章 インストールの手引き
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INDEX

1 はじめに
2 クイックインストールの方法 (CD-ROM版)
3 カスタムインストールの方法 (CD-ROM版)
4 クイックインストールの方法 (Network版)
5 カスタムインストールの方法 (Network版)

1 はじめに

E-CELL1は、慶應義塾大学冨田研究室でLinux用に開発された、 全細胞シミュレーション用ソフトウェアです。 E-CELL2は、E-CELL1と同等以上の環境を、 マルチプラットフォーム(MS-Windows, Solaris, Linux)で実現することを目的とする オープンソースプロジェクトです。プラットフォームとしては、 まずMS-Windows (2000/NT/98/XP)をターゲットとして、開発が進められています。

E-CELL2のシミュレーション環境は、E-CELL2本体と付属のツールの他に、以下のサードパーティのソフトウェアで構成されています。

それでは、E-CELL2を起動するための環境を整えて行きましょう。

2 クイックインストールの方法

クイックインストールは上記のサードパーティ製品をE-CELL2.26本体とともに一度にインストールします。 ここでの説明はCDからインストールされた方を対象としていますので、E-CELL2.26のインストーラをダウンロードされた方は、 4,5節のクイックインストール及びカスタムインストールを参照してください。

まずは、E-CELL2.26のインストーラを立ち上げましょう。


図1. E-CELL2.26のインストーラ

"Quick install. (Recommended)" ボタンを押します。


図2. E-CELL2.26のインストーラ

各サードパーティの製品ライセンス許諾契約書が表示されますので、Yesを選択し、 インストールするディレクトリを選択するだけでインストールが実行されます。


図3. E-CELL2.26のインストーラ

レジストリのHKEY_CURRENT_USERにPath設定を行い、Borland C++ Compiler用の設定ファイルを作成します。 レジストリや設定ファイルの内容の変更も可能です。 内容が正しければ「OK」ボタンを押してください。


図4. E-CELL2.26のインストーラ

"Finish" ボタンを押してインストール完了です。


図5. Windowsの再起動

設定内容を反映するために、「Ok」ボタンを押して、Windowsを再起動してください。
これでインストール完了です。

以上でE-CELL2のセットアップは終了です。 2章に進んで、具体的な操作方法 について学んでいきましょう。

3 カスタムインストールの方法

カスタムインストールは上記のサードパーティ製品を既にインストール済みの方や、インストールを行なわない方用のセットアップです。 E-CELL2.26本体の機能はクイックインストールと同等です。


図6. E-CELL2.26のインストーラ

カスタムインストールを行うには"Custom install"を選択します。次に、E-CELL2.26本体、各サードパーティ製品のうちインストールしたいものを以下から選びます。


図7. E-CELL2.26のインストーラ
□ Newly install □ Do not install, but reconfigure environment. □ Do not install

内容を選択し終えたら"Next>>"ボタンを押します。

"not install, but reconfigure environment."を選択した場合は、E-CELL2で使用するソフトが使用しているPCにインストールされている場合には、 その候補が表示されますので、使用するものを選択して「OK」ボタンを押してください。

図8. E-CELL2.26のインストーラ

ソフトの選択処理が完了すると次の確認画面が表示されます。


図9. E-CELL2.26のインストーラ

確認が済みましたら「OK」ボタンを押してください。 "install newly"を選択している場合にはここでインストールが開始されます。

各サードパーティの製品ライセンス許諾契約書を確認の上、、 インストールするディレクトリを選択するだけでインストールが実行されます。 複数のソフトウェアをインストールする場合は同様の手順を繰り返します。


図10. E-CELL2.26のインストーラ

BCCをインストールしたときはインストールの最後で以下の画面が表示されます。
WindowsNT/2000の場合はレジストリのHKEY_CURRENT_USERにPath設定、Windows98の場合は「Autoexec.bat」にPath設定を行います。
また、BCC用に 「bcc32.cfg」、「ilink32.cfg」 ファイルの生成をおこないます。内容を変更可能です。
内容が正しければ「Next」ボタンを押してください。


図11. Windowsの再起動

設定内容を反映するために、「Ok」ボタンを押して、Windowsを再起動してください。
これでインストール完了です。

以上でE-CELL2のセットアップは終了です。 2章に進んで、具体的な操作方法 について学んでいきましょう。

4 クイックインストールの方法 (Network版)

E-CELL2 Ver2.26 クイックインストールモジュール(ecell226web-all-in-one.exe)をダウンロードしてください。
ダウンロードしたモジュールを実行し、ウィザードの指示に従ってインストールを行ってください。インストールが完了すると、Borland C++ のインストール案内画面が表示されます。Reactorを作成する方はBorland C++ が必要ですので、指示に従ってインストールを行ってください。


図12. セットアップ案内画面

以上でE-CELL2のセットアップは終了です。 2章に進んで、具体的な操作方法 について学んでいきましょう。

5 カスタムインストールの方法 (Network版)

E-CELL2 Ver2.26 カスタムインストールモジュール(ecell226web-minimal-set.exe)をダウンロードしてください。
ダウンロードしたモジュールを実行し、ウィザードの指示に従ってインストールを行ってください。インストールが完了すると3rdPartyソフトのインストールと、E-CELL2 のPCへのセットアップ案内画面が表示されますので指示に従って設定を行ってください。


図13. セットアップ案内画面

以上でE-CELL2のセットアップは終了です。 2章に進んで、具体的な操作方法 について学んでいきましょう。



E-CELL2 User's Manual
Last Update $Date: 2003/3/19 $.
Copyright: Keio University and Mitsui Knowledge Industry Co., Ltd. 2000-2003
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